第1回 あべこべ体操とクカラチャ
みなさんこんにちは!岩倉守孝&麻樹です!今回レッツダンスのコラムのページを担当させて頂くことになりましたので、日々のダンスにまつわる大発見!新発見を楽しくご紹介していきたいと思います!ぜひご覧くださいね。
Discover Dance! 第1回目のテーマは
《あべこべ体操とクカラチャ》です!
肩こりが良くなる、体が柔らかくなると大ヒットした体操で、体のさまざまな箇所を反対方向(あべこべ)に動かすことで、体のバランスを整え、さまざまな体の故障を自然と治して体を健康にするというものなのですが、実は社交ダンスにもそのようなメカニックや効果があるのをみなさんご存知ですか?その代表的なテクニックがラテンムーブメントの核となるクカラチャなのです!!
クカラチャとはラテンを踊るのに欠かせないテクニックで、ほぼ全てのステップを行う際に入ってくる体重移動を伴ったテクニックです。難しいことは抜きにして、一緒にやってみましょう!
まずは両足を肩幅に開いて以下の3行程をするだけ!!
その1: 体重を左右に移動させる(骨盤の高さが上下する)
その2: 胴を回す(この時、ひじと反対方向に回す)
その3: 肩甲骨を上下に動かす(骨盤と反対向きに動かす)
この3行程の中にたくさんのあべこべが隠れています。まずは腕の振りがヒップの回しと逆向きになり、肩甲骨とヒップの上下動があべこべになり、結果、胴の上半分と下半分が反対方向に雑巾を絞った時のように反対方向に絞られあべこべになります。これだけ聞いているとあべこべが重なって整わないのでは?と心配される方もおられるかもしれないので、もう1ポイント付け加えましょう!たくさんのあべこべの中にも下向きの重力は鎖骨から床に向かって一直線に降りているのです。ですから焼き鳥の串のように、鳥身とネギが交互に上手に串に刺さる要領で、各ボディーが交互にあべこべに串に刺さり、一つのバランスのとれた串になります。
この串に当たるのがダンスでは軸と言われたり、ボディートーンと言われる張りになったりします。と言う訳で、ちまたの健康メカニズムは社交ダンスに大いにリンクし、また逆に言えば、社交ダンスの中に健康の秘訣がたくさん詰まっているとも言えますね!!これからもさざまな角度からダンスの新発見をご紹介していきたいと思います!
まずはラテンは得意じゃないな〜とか、苦手だな〜と思う方も、健康のためにぜひクカラチャにトライして、肩こりや体のコリを解消し、素敵に健やかに過ごしてほしいと思います。そして、逆にラテンダンスに磨きをかけたい方にも、基礎に立ち返り、クカラチャを見直すことで、格段にムーブメントのクオリティーが上がりますから、ぜひ改めてトライしてみてくださいね!
参考に写真を付けておきますので、今から5分だけでもあべこべ体操ならぬ、ラテンの核!クカラチャをやってみてくださいね!体が変わっていくのを感じると思いますよ!!
Discover Dance!!みなさんもそれぞれにダンスにまつわる大発見!新発見をして、楽しく健やかにお過ごしくださいね!ではまた、次回お会いしましょう。
(2016年3月30日更新)